【旅レポ8】世界遺産の街ストラスブール:【後篇】フランスとドイツの間で

フランス

こちらは前篇の続きです。

【訪問月:2020.2】

前篇ではストラスブールまでの道のりやストラスブール大聖堂、パティスリーなどを巡りました。

後篇では、ストラスブールの近代的な一面や、遊覧船クルーズ、アルザス料理などなど覗いてみましょう。盛りだくさんな記事になりそうですね!

超近代的!洗練されたデザインが特徴の「ストラスブール駅

かわいらしいストラスブールの旧市街とは180度かわって、こちらでは近代的(いや、もはや近未来的?)なストラスブールの一面をみることができます。

ちなみに、ストラスブールの語源はドイツ語で「街道の街」といったところから来ています。ライン川にフランス最大の河川港があり、交通の便がよいことから商工業が盛んなんです。

そのことを誇るかのような、とても立派な駅です。

外からはわからないのですが、実は中に本物の駅というのでしょうか、もう一つ建造物があり、ガラス張りのドームの中にすっぽりと包み込まれたような形をしています。近代的なデザインと古風なデザインが交わった斬新なデザインです。2008年には「ブルネル賞」といった鉄道関連デザインの賞を獲得しています。

洗練されたデザインのストラスブール駅は観光地としても行く価値があります。バスでストラスブールに行く方にもぜひおすすめしたいスポットですね!

Le Petit France〜旧市街散歩

Le Petit France(小フランス)、という一見かわいらしいお名前ですが、実はその由来は決して可愛いものではないんです。

16世紀はじめに、イタリア戦争から帰ってきたフランス兵がこの町に立ち寄った際に、この町で性病が大流行しました。
それから、フランス人のせいで流行したということで、性病患者を収容した病院をLe Petit France(小フランス)と呼んだそうです。収束後も、このエリアのことをLe Petit Franceと呼び続けたことから、現在に至ります。

かわいい見た目とは裏腹に、この事実は衝撃的ですね…。

Le Petit Franceと呼ばれるエリアはほんの一部でした。とっても可愛らしいですが、正直な所その周りも全部が可愛い街なので、それほど目立っている印象は受けなかったです。(個人的な感想)

至るところにお花が飾られています。

Le Petit Franceからゆっくり歩いてお散歩中です。

ライン川のまわりにストラスブールらしい、可愛くて中世を感じさせる建物が並びます。ライン川沿いにお散歩をするのも楽しいです。

なにやら、デモの行進がみえてきました。

ロック調の激しく明るい音楽とともに、人々が楽しそうに歩いています。もはや、お祭り…!

楽しそうなデモでした。フランスを始めとした海外ではこうしたデモによく出会うことがあります。このデモで、いくつかの車道は封鎖状態でした。笑

裏道のようなところもすごく絵になります。シンメトリーに写真を撮れば、もう、私に写真のセンスがあるのではないか、と思ってしまうぐらい。

あれっ同じところをぐるぐる周っているような気もします。

奥にはストラスブール大聖堂が顔を出しています。手前に見えるお店のように、カラフルなお土産が揃うお店もたくさん並んでいて、見るだけで楽しいです♪

ご存知のかた多いと思いますが、ストラスブールはクリスマスマーケットの聖地でもあります。(クリスマスシーズンは混みます)

なので、クリスマスのデコレーションで溢れるキラキラしたクリスマスデコレーション専門のお店があります。残念ながらお写真は撮ることができなかったので、お見せすることはできませんが、お散歩中絶対に見つけることが出来る場所にあるので、ストラスブールへ行った際には立ち寄ってみてください♪

様々な色の建物が奥に見えます。ちょっとした公園でも粋で、天気の良い日にはベンチに座って本を読んだり絵を描いたりしたくなっちゃいますね。

以上、遊覧船クルーズの時間までのお散歩時間でした。

遊覧船クルーズでストラスブール観光制覇!

遊覧船クルーズに乗るためには、チケットを事前に購入する必要があります。遊覧船クルーズ乗り場付近(ライン川沿い)に自動券売機所があるので、そちらでチケットを購入するか、オンラインで予約するか、になると思います。時間帯によっては売り切れになっていることもあると思うので、もしクルーズしたいのであれば観光する前に自動券売機所に向かって、先にチケットをゲットしておきましょう!

遊覧船クルーズの時間15分前に待ち合わせ場所に着きました。もうすでに列ができていています。遊覧船の席は早いもん順なので、もう少し早めに集合しておくことをおすすめします。

ギリギリ、前後で席を取ることができました。

中は風が通らないので、温かいです。

なんと、ガイド付きです!一つ一つの席にヘッドホンとリモコンが付いていて、音声案内に沿って、好みの言語を選択します。途中で言語は自由に変えることが出来るので、私はなんとなく日本語にしたり英語にしたりしていました。

このガイドでは、ストラスブールの歴史や文化、背景まですべて含めて、非常に細かいところまで案内されるので、聞いていてあきません!船から見える建物は、それぞれ有名で重要なものが多く、一つ一つ説明してくれます。(全部は書ききれませんし、さすがに覚えてないです💦)

【Strasbourg】遊覧船クルーズ

途中で、川の水の量を利用して、船の位置を上げるといった場所がありました。船を定位置まで進めて、船を囲うように扉をしめます。そうしてできた水槽に水を入れて、行き先の水位まであがったら、前方の扉を開けて、進むといったからくりです。

橋の下をくぐる際には、橋の下ギリギリなので、少しスリル感がありました。まるで某アミューズメントパークのアトラクションのようです。

遊覧船に乗っていると、街を散歩している人たちがよく手をふってくれます。まるで有名人になったかのよう。

ライン川をPetit Franceまで下ると、ヴォーバンダム(こちらも注目スポット)まで行き、そこからUターンして遊覧船乗り場より上流までのぼっていきます。

ヴォーバンダム

おやおや、近代的な建物が見えてきました。

ヨーロッパ欧州議会などが集まるエリアです。

全面ガラス張りの洗練されたデザインが印象的です。このあたりで他にも特徴的な建物や、TV局なども見ることができます。

ライン川と鳥

約1時間半かかってもとの遊覧船乗り場に戻ってきました。一時間半ゆーっくりとじっくりストラスブールを巡りました。欧州議会などの集まるエリアより奥の方は一日では巡ることができにくい離れた場所にあるので、遊覧船を使ってストラスブール観光を充実させることできます!

そろそろ日が暮れてきました。美味しいディナーを探しにぶらぶら。写真では伝わりきれませんが、水色とピンク色のまじわった美しい空でした。

ストラスブールでアルザス料理を

ストラスブールではアルザス料理を楽しむことができます。ストラスブールへ来たからには是非素敵なレストランで美味しいストラスブールの味を堪能しましょう。

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レストラン「Le Gruber」の目の前には可愛らしい顔はめパネルが!

私たちが今回選んだのは、こちら。

特に下調べをすることなく、大聖堂近くのレストランが集まるあたりで、メニューを見て決めました。決め手は、価格がリーズナブルだったこととアルザス料理が食べれそうだったから。サクッと入ったこのレストランが大当たり!店内に入るなり、家庭的な可愛らしい内装にウキウキが止まりません。

「Le Gruber」というレストランです。

https://www.legruber.com/(レストランのホームページです)

とっても可愛らしいです。やっぱりフランスというよりドイツ色のほうが強い感じがしますね。とても居心地がよくあたたかいレストランです。Cozy〜!

アルザス料理と言っても、あまりピンと来ない方のほうが多いと思うので、アルザス料理で特に有名な料理をご紹介します!!

フラムクーシュ(Flammekuech)…パリパリとした四角く薄い生地が特徴的なアルザス風ピザです。

シュークレット アルザシアン(Choucroute Alsacienne)…アルザスの家庭料理。ソーセージや乳酸発酵させたキャベツなどとともに煮込む、おでんのような一品です。

ベッコフ(Baeckeoffe)…羊肉、豚肉、牛肉、セロリ、玉ねぎ、などをリースリングワイン(アルザス地方の特産)でマリネして、オーブンで煮込まれた料理です。

ブレッツェル(Bretzel)…これは今や知らない人はいないのでは!ハート型のかわいいパンです。小さなスナックバージョンもあります。

クグロフ(Kougelhopf)…ビール酵母で作られるパン。ほんのり甘くレーズンが入っています。

アルザス料理と一緒にアルザスワインも有名です。「アルザス料理にはアルザスワインがマナー」といったことも聞いたことがあります。

他にも色々あるので興味ある方は是非調べてみてください!

飲み物を頼むと、さっそくラプッツェルがサービスで出てきました!(ちなみに、さっきアルザス料理にはアルザスワインとか言っておきながら、今回はアルザスワインじゃないです。笑 カシスの実でできたなにかを頼みました。日本で見たことがない…)

これに加えてサービスで、サラダも出てきちゃいました。頼んだ料理じゃなかったので、一瞬間違えたのかな!?と思っちゃったほど、ボリューム満点のサラダです。もちろんパンもサービスです!ボリュームがありすぎます!

店員さんも気さくな方で、私たちの記念写真も撮っていただきました。フランスの方たちはみんな接客がチャーミングです♪

今回私たちが頼んだ料理は、先程紹介した料理の中から、フラムクーシュシュークレットアルザシアン(を頼んだつもり)です!!!見ての通り奥がフラムクーシュ手前がシュークレットアルザシアン(そう信じてる)です♪

二人なのでそれぞれをシェアして食べました。ちなみにドリンクも含めて総額4000円ほど、一人2000円くらいでした!レストランなのにとっても安いです。

フラムクーシュはサクサクしていてとっても薄いので、ぺろりと食べれてしまいます。いろいろな種類があるのですが、私たちは一番シンプルな「ベーコンとホワイトソース」のフラムクーシュをいただきました。このシンプルさがとっても美味しい。ホワイトソースも100点です!アルザス地方に来たらランチにでもディナーにでも絶対食べるべきです!!!

シュークレットアルザシアンは、ほっこりするようなあたたかい味でした。今回注文したものはサーモンがメインでした。(あれっ注文間違ったのかも、、、)(シュークレットはコルマールでも注文したので、ザ・シュークレットについてはコルマール編で)上にかかっているソースが美味しかったです。サーモンの下には乳酸発酵させたキャベツがたっぷりとあります。こちらの乳酸発酵させたキャベツのことをシュークレットと呼ぶそうなので、おそらく「シュークレット&サーモン」を注文したんだと思います。

おなかいっぱいアルザス料理を楽しみました。アルザス料理は今回のヨーロッパ旅で食べた料理の中でもトップにはいるくらい美味しいくって、お気に入りです。

夜のストラスブール

ディナーを楽しんだ後はトラムの駅まで軽くお散歩をして、ホテルへ帰ります。

ででんっっ

急にすみません(笑)

夜のストラスブール大聖堂です。日中の明るいストラスブール大聖堂とはまた違ったオーラを放っています。夜のほうが迫力が増し増しな気がしますね。写真でも十分に伝わると思います。

夜と言ってもまだ8:00くらいなので、ストラスブール大聖堂の前では、美しい音楽が奏でられていました。そのチェロの音色がまた雰囲気をつくっていて、大聖堂からストラスブール旧市街全体に響き渡っていました。ストラスブール大聖堂とチェロの美しいハーモニーとでも言いましょうか!

雑な動画ですが、雰囲気が伝わるかと思いますのでぜひ。

【Strasbourg】夜のストラスブール大聖堂

トラムの駅にたどり着きました。トラム駅周辺は今風のお店が建ち並びます。

こうして、ストラスブールの一日に幕を閉じました。

yuuuki
yuuuki

どうでしたか?お楽しみいただけたでしょうか:)ストラスブールには今回ご紹介したスポット以外にもたっくさん見どころがあります。美術館や博物館も多くあり、じっくり周ろうと思えば、1日ではたりません。

さーて、明日はColmar(コルマール)です。

コメント

  1. ayaka より:

    Yuuukiちゃんのブログ、とても素敵〜!!^^

    これからも、素敵な旅ブログ楽しみにしてるよ!!

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