【旅レポ11】ハッピーな街:ブリュッセルの魅力を巡る

ベルギー

私がブリュッセルで巡ったのは全て徒歩圏内で行けるような所。世界一美しい広場として知られるグランプラスを中心に観光しました。ベルギーの美術館からワッフル、小便小僧やギャルリー・サンチュベールまで。可愛らしい街並みを合わせてご紹介します。タイトルにハッピーな街と置いたのは、ベルギーで出会った現地の方がブリュッセルはハッピーな街だよ!と言っていたことから。

【訪問月:2020.2】

※ですので、ブリュッセルで有名な「アトミウム」や「ミニヨーロッパ」には今回行っていません。

ブリュッセルはこの記事一つで巡っていくのですっごく盛りだくさんです!1〜10まであるので是非コンプリートして行ってくださいね:)それではさっそく!

1.ベルギー漫画博物館

この日の朝には、ベルギー漫画博物館に向かいました。

実はブリュッセルで一番行きたかった所なんです!アニメーション・コミックファンの間では聖地と言われるこのベルギー漫画博物館。ベルギー出身、世界で大人気のキャラクターTINTINを中心に様々なコミックに触れることができる楽しい博物館です。

詳しいレポート記事を書いているので、興味のある方は是非読んでみてください!

このベルギー漫画博物館の近くには、7000点を超える作品を収める楽器博物館もあります。アール・ヌーヴォー建築の建物も目を惹きます。最上階にはレストランもあるそうで、次こそは行ってみたい所です♪

2.ロワイヤル広場

ベルギー漫画博物館からすこし歩けばロワイヤル広場にたどり着きます。

ブリュッセルはコンパクトな街なので、結構歩いて行けちゃうんです!ここからグランプラスも実はすぐ。

曇り空!

ロワイヤル広場に面してブリューゲルの作品で有名なベルギー王立美術館やマグリット美術館が見えます。

こちらはベルギーのシュルレアリスム画家であるルネ・マグリットの作品を所蔵する「マグリット美術館」です。窓から見えるイラスト・デザインからすぐにマグリットだ!ってわかりますね。マグリット美術館はベルギー王立美術館と隣接しており、2つの美術館共通チケットもあります。

3.ベルギー王立美術館

今回は、ベルギー王立美術館に行ってきました!

ちょっとしたベルギー王立美術館の情報

料金…26歳以上:10€(マグリット美術館とセットで13€)

   19〜25歳:3€

   65歳〜:8€

   〜18歳:無料

Website…https://www.fine-arts-museum.be/en(詳しくはこちらから)

学生のお得感がすごい!

日曜日だったからかチケット売り場には行列が!30分ほど待ってチケットをゲットしました。さっそく中に入って鑑賞します。

地階(エントランス)では、ベルギー王国美術館の目玉作品であるブリューゲルの作品説明映像を360度画面で囲まれた小さなシアタールームで鑑賞することができます。360度作品に包まれて、ブリューゲルの世界に入り込んだかのような感覚でワクワク。

このように地階(エントランス)を囲むかのようにして、2階に古典作品が展示されています。

こちらはピーテル・ブリューゲルの作品。

ベルギー王立美術館は私が行った古典美術館の他に近代美術館・世紀末美術館・マグリット美術館が集まっており、すべてで2万を超える作品が収蔵されています。

古典美術館では、主にフランドルの画家たちの作品が展示されており、15〜18世紀を中心とした古典の美術作品が充実しています。

4.ベルギーではワッフルを

ベルギーといえば、美食の街!ワッフルやチョコレートがパッと頭に浮かびますよね。

ベルギーのワッフルどこのが一番美味しいの?という素朴な疑問ですが、ブリュッセルの街では下の写真のようにワッフルのキッチンカーをよく見かけます。もちろんワッフルの専門店も多く出ていて、ワッフルの上に豪快にアイスやフルーツが盛り付けされたインスタ映えな一品も!

美術館を出てすぐそばに出ていた、ワッフルカーで「ヌッテラ味」と「チョコレート味」のワッフルを注文してみました。大体100〜200円くらいです。

意外とサクッと軽く食べれてしまいます!いろいろな専門店がありますが、ベルギーのワッフルにはハズレはなさそうです。

【豆知識】ベルギーワッフルに2種類あるの知ってた?

ブリュッセルワッフルvsリエージュワッフル

ブリュッセルワッフル…ふわふわとした食感に軽い生地が特徴。生地自体にはあまり味がついていないのでクリームやチョコレート、ジャムなどをかけて食べられています。

リエージュワッフル…生地の中にジャリッとしたシュガーが入っているのが特徴。ブリュッセルワッフルと違って生地はパリッとしています。中はしっとり。

5.コミック・ストリート・アート

ブリュッセルの街を歩いていると、このようなコミック・ストリート・アートによく出会います。

紹介しているのはほんの一部で、風景に溶け込んだ作品や、コミカルな作品、アーティスティックな作品など様々です。このストリート・アートを探しに街に出かけるのも楽しいですね。

ちょっとしたところでも壁に注目して歩かないと見逃しちゃいます!

ベルギーとコミックカルチャーについては、「ベルギー漫画博物館」の記事でもう少し詳しく紹介しています。

6.世界一美しい広場グランプラス

世界一美しい広場として知られる、グラン・プラス。ブリュッセル観光はグランプラスを中心とすると間違いなさそうです!

ここ、グランプラスは、あのヴィクトル・ユーゴーが「世界で最も美しい広場」、そしてジャン・コクトーが「豊穣なる劇場」と称賛したことでとっても有名です!

グランプラスはギルドハウスに囲まれた約110m×70mの広場で、2年に一度8月中旬に開催される花の祭典、フラワーカーペットも有名ですよね。

いくつかの細い路地からたどり着くことができるのですが、路地からグランプラスが見えた時は圧倒されます。

夜になると何分かごとに変わる様々な色のライトで照らされ、お昼とはまた違った顔を見せます。

どの色のライトアップが一番好きー?だなんてお話ししたり。私は白っぽい黄色かな?金色に輝いて見えて神々しかったです。

360度美しい建物に囲まれて、どう写真を撮れば良いのかわからない(汗)パラノマでもとってみましたが、やっぱり写真では伝わらない気がします。

ここほど、写真で伝わりきっていない場所は無いです!

この市庁舎は15世紀に建てられた、ゴシック・フランボワイヤン様式の建物。内部見学もできるらしいです。

また、ギルドハウスの中の一つ、王の家は市立博物館として使われていてブリュッセルの歴史を知るには是非訪れたい所です。ギルドハウスだけでも見所満載。そして、グランプラス周辺にはおみやげ屋さんやショップが多く集まっています。チョコレート博物館もすぐそばに、そしてそして、小便小僧も目と鼻の先。

7.世界三大がっかり!?小便小僧

世界三大がっかりの一つとされる、ブリュッセルの小便小僧ですが、グランプラスからちょっと小道に入ったところで見つけることができます。

話には聞いていましたが、思っていたよりもミニ!!!

こんな所にあったんだ!っていう所にいました。

日によってはコスチュームを身に着けた小便小僧(マネキン・ピス)を見ることができます。年の1/ 3は衣装を着ているそうです。私が小便小僧くんに会ったのは寒い寒い2月中旬だったのにもかかわらず裸でした。(誰か着せてあげて〜!笑)

ちょこっと豆知識

ちなみに、この小便小僧くんの別名はジュリアンくん。

1619年にデゥケノワによって作られました。なぜ小便小僧なのかは様々な説があります。なので確実な小便小僧の衣装についてのエピソードをちょこっとご紹介。

ルイ15世の兵士が酔っ払って小便小僧を盗み出したときに、市民デモが起こったんだとか。(それほど市民の愛されマスコットだった)その謝罪として王は小便小僧に金の刺繍入りの衣装を贈ったそうな。これが小便小僧の衣装の起源。17世紀から衣装を着せる習慣が始まっているそうです。近くには小便小僧の衣装博物館もあります。

こんなミニすぎる小便小僧くんですが、ブリュッセルの名物マスコットであることは間違い有りません!

ブリュッセルのありとあらゆるところで小便小僧が大活躍!ワッフルを食べた小便小僧くんや、高級チョコレートになってしまった小便小僧くんまで。小便小僧のチョコレートはミニサイズでも売っていたので、お土産にも良いのかもしれません。

ベルギーと言えば小便小僧、これは有名ですが、小便少女もいるってことご存知でしたか?

なんか。。。な感じですがせっかくなので見に行ってみましょ〜う!

8.小便少女

グランプラスからのびる小道を進んで、裏道のような所に小便少女が隠れています。

まるで宝探しのよう。

小便少女ちゃんは頑丈に守られています。ちらっ

9.セルクラースの像

このセルクラースの像ですが、ブリュッセルを訪れた際には絶対触れてみましょう!

昔から、「ブリュッセルを訪れセルクラースの像を触れる人々に幸福をもたらす」という言い伝えがあるそうです。

グランプラスを囲む建物の一つである「星の上」の下に見つけることができます。

ちなみに右側の写真は、セルクラースの像の隣にあるレリーフです。このレリーフはアール・ヌーヴォー様式の建築家で有名なオルタとヴィクトール・ルソーのコラボ作品だとか。

10.ギャルリー・サンチュベール

このギャルリーは1847年からあるそうです。歴史のあるショッピングアーケード。ギャルリーは女王・王・王子の3つに分かれていて、グランプラス側(内側)の入り口から見て手前が王、奥が女王、そして王のギャルリーから右側に王子のギャルリーです。

まさに、「ゴージャス!」語彙力(汗)

カフェや雑貨屋さん、高級ブランド店、チョコレート屋さんなどなど多くのお店で賑わいます。

窓からお店の物を眺めるだけでもワクワクしちゃうようなショッピングアーケード。

中には、映画館や劇場まであります。

ちょっとハリーポッターの世界観もありますね。何も買わなくても雰囲気だけで楽しめちゃいますし、ショッピングやカフェで一日中楽しむこともできます。

ギャルリーを抜けると、ブリュッセルセントラル駅方面に出ます。

なんかかわいい子がギャルリーをみつめてる!

可愛いオブジェ。ブリュッセルはおしゃれな洗練された雰囲気とコミカルな楽しい感じがミックスされた印象を受けました。

前から

右手にはサンミッシェル大聖堂が見えます。

夜まで綺麗なブリュッセルの街。雨でも地面がキラキラ光っていて幻想的な世界観があります。

私が今回ブリュッセルで巡ってきた所を中心に辿ってみましたが、ブリュッセルには他にももっとたくさん見所があります。徒歩圏内で行けるようなコンパクトな街の中でも魅力がぎゅっと詰まっていて、紹介しきれません。ブリュッセルのアール・ヌーヴォー建築をみて回るのも良いし、芸術に徹底して触れるのも良いし、ベルギーの美食文化を楽しむのも良いし、魅力満載ですね。

ベルギーではカウチサーフィンというアプリを使って現地の方のお家に泊まらせていただいていました。そのホストさんのお話はまた「カウチサーフィン体験談」でお話しますね。

ジュリアン君
ジュリアン君

1〜10まで巡っていきました!ここまでついてきてありがとう〜!!!

なかなかハードな一日だったけど楽しんでくれたかな?

ベルギー編は、「ブリュッセル」・「カウチサーフィン体験談」・「ベルギー漫画博物館」・「ブルージュ」と4記事あるので是非読んでみてね!

今回は私の代わりに小便小僧のジュリアン君くんが記事を締めてくれました!

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